検案(読み)ケンアン

デジタル大辞泉 「検案」の意味・読み・例文・類語

けん‐あん【検案】

[名](スル)
形跡状況などを調べ考えること。
医師診察を受けずに死亡した者の死体について、死亡事実を医学的に確認すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「検案」の意味・読み・例文・類語

けん‐あん【検案・撿按】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物事の形跡、状況などを調べ、考えること。〔改訂増補哲学字彙(1884)〕〔魏書‐甄琛伝〕
  3. 医師が、死体について、死亡の事実を医学的に確認すること。→検案書
    1. [初出の実例]「医師は頭部から仔細に検案する」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉中)

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世界大百科事典(旧版)内の検案の言及

【検死】より

…医師が死体の外表面を検査して死因,死後経過時間などを判断すること。検案ともいう。検死の対象となる死体は,医師が医師法21条に基づき届け出た異常死体である。…

※「検案」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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