夏麻(読み)ナツソ

デジタル大辞泉 「夏麻」の意味・読み・例文・類語

なつ‐そ【夏麻】

夏に麻畑から刈り取った麻。
「をさめどのより―賜へるに」〈忠見集・詞書

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夏麻」の意味・読み・例文・類語

なつ‐そ【夏麻】

  1. 〘 名詞 〙 夏季に麻畑から取った麻。
    1. [初出の実例]「をさめどのよりなつそ給へるに 空蝉(うつせみ)はさもこそ鳴かめ君ならでくるるなつそとたれかつげまし」(出典:忠見集(960頃))

なつ‐あさ【夏麻】

  1. 〘 名詞 〙 植物あさ(麻)」の異名
    1. [初出の実例]「なつあさのしたばの草のしげさのみ日ごとにまさるころにもあるかな」(出典:曾丹集(11C初か))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「夏麻」の解説

夏麻 (ナツアサ)

植物。クワ科一年草,薬用植物アサ別称

夏麻 (ナツソ)

植物。夏に生育,収穫された麻の別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android