デジタル大辞泉
「夕占」の意味・読み・例文・類語
ゆう‐け〔ゆふ‐〕【夕▽占】
夕方にする辻占。ゆううら。
「逢はなくに―を問ふと幣に置くに我が衣手はまたそ継ぐべき」〈万・二六二五〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ゆう‐けゆふ‥【夕占】
- 〘 名詞 〙 ( 後世は「ゆうげ」 ) 夕方にする辻占(つじうら)。夕方道端に立って、一定の区域を定め、米をまき、呪文を唱えなどして、その区域を通る通行人のことばを聞いて吉凶禍福を占ったもの。ゆううら。ゆうけの卜(うら)。
- [初出の実例]「由布気(ユフケ)にも今宵と告(の)らろ我が背なは何故(あぜ)そも今宵寄しろ来まさぬ」(出典:万葉集(8C後)一四・三四六九)
ゆう‐うらゆふ‥【夕占・夕卜】
- 〘 名詞 〙 =ゆうけ(夕占)
- [初出の実例]「妹の山 背の山越えて 行きし君 何時来まさむと 玉桙の 道に出で立ち 夕卜(ゆふうら)を 吾が問ひしかば」(出典:万葉集(8C後)一三・三三一八)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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