外核(読み)ガイカク

デジタル大辞泉 「外核」の意味・読み・例文・類語

がい‐かく〔グワイ‐〕【外核】

地球の核のうち内核外側部分地表から2900~5100キロの間。鉄を主成分とし、高温高圧液体と考えられている。外部コア

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「外核」の意味・読み・例文・類語

がい‐かく グヮイ‥【外核】

〘名〙 地球の中心部をつくる核の外側の部分。地下約二九〇〇~五〇〇〇キロメートルの間に相当する。鉄を主成分とし、ニッケルケイ素硫黄をふくみ、流体的と考えられている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の外核の言及

【核】より

…中心核と呼ばれることもある。深さ約5150kmを境として,外側の外核と内側の内核とに分かれる。どちらも主成分は鉄であるが,外核は流体で,内核は固体であると考えられている。…

【地球】より

… 地表から深さ2900kmにおいてマントルから核へと変わる。核は外核と内核とに分かれ,地震波のうちP波は外核を通過するが,S波は通過しないことから,外核は液体であることがわかる。半径約1300kmの内核は固体と考えられる。…

※「外核」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android