外法頭(読み)ゲホウアタマ

精選版 日本国語大辞典 「外法頭」の意味・読み・例文・類語

げほう‐あたまゲホフ‥【外法頭】

  1. 〘 名詞 〙 妖術(ようじゅつ)を行なうときに用いる髑髏(どくろ)。上が大きく下が小さい頭。また、転じて、長頭をもいう。げほうがしら。げほう。
    1. [初出の実例]「長鉢(ながばち)の甲(かぶと)を譲る外方頭(げほうあたま)」(出典:俳諧・広原海(1703)一二)

げほう‐がしらゲホフ‥【外法頭】

  1. 〘 名詞 〙げほうあたま(外法頭)
    1. [初出の実例]「匾頭と云は、けほうかしらの事ぞ」(出典:蠡測集(16C中頃))
    2. 「外法かしらもさかる月影 虫の声きけはちかはぬ判はんし」(出典:俳諧・独吟一日千句(1675)第三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の外法頭の言及

【頭】より

…動物体の前部にあって1個のまとまりをなす部分をふつう頭という。〈頭部〉も同様の意に用いられる。頭には一般に口があり,摂食器官,感覚器官の発達や神経節の集中化がみられる部域である。動物の積極的な移動は,好適な場所や食物の獲得を主要な動機として方向性をもって行われ,そのための動物体の構造が発達・分化したと考えられる。前後軸の確立と前進方向への運動力の効率的な強化,そして前端部への摂食・感覚および調整の機能の集中などがそれであり,これが頭部形成cephalization(頭化)といわれるものである。…

※「外法頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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