外陰痒症(読み)がいいんそうようしょう(英語表記)Pruritus Vulvae

家庭医学館の解説

がいいんそうようしょう【外陰痒症 Pruritus Vulvae】

[どんな病気か]
 外陰部に強いかゆみのある状態を総称して、外陰瘙痒症といいます。
[原因]
 外陰炎(「外陰炎」)、腟炎(ちつえん)(「腟カンジダ症(カンジダ腟炎)」)、全身性の病気、たとえば糖尿病(「糖尿病」)、ビタミン欠乏症、肝炎(かんえん)(「肝炎とは」)、アレルギーなど、原因のあきらかなものの外陰部のかゆみについては、外陰瘙痒症とはいいません。むしろ、原因不明の場合の診断名として用いられます。
 しかし、外陰パジェット病(「外陰パジェット病(外陰ページェット病)」)の初期症状であったり、神経性皮膚炎の一症状だったりする場合もありますから、注意が必要です。
[治療]
 原因となっている病気があれば、その治療を行ないます。
 原因不明の場合には、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、精神安定剤、ビタミン剤を服用し、外陰部には抗ヒスタミン薬や副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモン薬を含む軟膏(なんこう)を塗ります。慢性化することもありますので、原因の追求は重要です。

出典 小学館家庭医学館について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

未必の故意

犯罪事実の発生を積極的には意図しないが、自分の行為からそのような事実が発生するかもしれないと思いながら、あえて実行する場合の心理状態。→故意[補説]作品名別項。→未必の故意...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android