多勢に無勢(読み)タゼイニブゼイ

デジタル大辞泉 「多勢に無勢」の意味・読み・例文・類語

多勢たぜい無勢ぶぜい

相手多人数なのに対して少人数なので、勝ち目がないこと。

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精選版 日本国語大辞典 「多勢に無勢」の意味・読み・例文・類語

たぜい【多勢】 に 無勢(ぶぜい)

  1. ( 古くは「たせいにぶせい」 ) 多人数に対して、少人数で向かったのではとても敵対しがたいこと。少数の力では、おおぜいの力にはどうしてもかなわないこと。
    1. [初出の実例]「防ぎ戦ふと雖も、多勢に無勢」(出典:流布本平家(13C前)六)

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ことわざを知る辞典 「多勢に無勢」の解説

多勢に無勢

多人数の敵に対して、味方はわずかで、とうていかなわないこと。

[使用例] あるときちょっぺいがなにかのことで仲間はずれにされて猿面冠者猿面冠者とからかわれて真っ赤になってひっ掻きまわっていたが、多勢無勢でとうとう泣きだして机につっぷしてしまった[中勘助*銀の匙|1913~15]

[類句] 衆寡敵せず

英語〕Providence is always on the side of the big battalions.(天はいつも大軍に味方する)

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