多田不二(読み)タダ フジ

20世紀日本人名事典 「多田不二」の解説

多田 不二
タダ フジ

大正・昭和期の詩人



生年
明治26(1893)年12月15日

没年
昭和43(1968)年12月17日

出生地
茨城県結城町

学歴〔年〕
東京帝国大学哲学科〔大正8年〕卒

経歴
大正3年頃から詩作をはじめ「帝国文学」に発表。「卓上噴水」「感情」などに訳詩を発表する。9年「悩める森林」を刊行。同年から13年にかけて時事新報記者をつとめる。11年詩誌「帆船」を創刊し新神秘主義提唱。15年「夜の一部」を刊行。同年東京中央放送局に入り、昭和19年日本放送協会理事松山放送局長となり、21年に退職した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「多田不二」の解説

多田不二 ただ-ふじ

1893-1968 大正-昭和時代前期の詩人。
明治26年12月15日生まれ。室生犀星(むろう-さいせい)らの「感情」の同人となる。大正6年詩話会結成に参加。9年「悩める森林」を発表。「帆船」を主宰し,第2詩集「夜の一部」を刊行したが,しだいに詩作からはなれた。NHK松山放送局長をつとめた。昭和43年12月17日死去。75歳。茨城県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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