日本歴史地名大系 「多越神社」の解説 多越神社たおじんじや 山口県:萩市萩城下塩屋町多越神社[現在地名]萩市大字塩屋町塩屋(しおや)町の北に鎮座。菅原道真を祭神とし、事代主命・須佐之男命・保食神を配祀する。旧村社。明治以前は垰(たお)天満宮または垰天神といった。創建は明らかでないが、当社はもと山口円政寺(えんせいじ)町(現山口市)にあった円政寺の鎮守で、円政寺旧蔵の金鼓の銘に「防長州山口月輪山円政寺天神宮 建長六年五月日甲寅」とあり、少なくとも鎌倉時代中期には存在していたことがわかる。その後慶長九年(一六〇四)毛利輝元の萩入城後円政寺とともに現在地に移築された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by