大アンティル(読み)だいアンティル

百科事典マイペディア 「大アンティル」の意味・わかりやすい解説

大アンティル[諸島]【だいアンティル】

カリブ海西インド諸島うち北部大島の部分をいう。キューバジャマイカ,イスパニオラ,プエルト・リコの4島とその属島からなる。1492年に発見され,スペイン人が入植,開発したため,原住民はまもなくほとんど絶滅。17世紀半ばから英,仏も進出し,サトウキビプランテーションが開設され,アフリカから黒人奴隷が導入された。→西インド諸島
→関連項目アンティル[諸島]小アンティル[諸島]

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世界大百科事典(旧版)内の大アンティルの言及

【アンティル[諸島]】より

…カリブ海を弧状にめぐる多数の島々からなり,カリブ諸島Caribbeesともいわれる。大アンティル諸島(キューバ,ジャマイカ,イスパニオラ島,プエルト・リコ),小アンティル諸島(バージン諸島からベネズエラ沖の島々まで)の総称であるが,これらとフロリダ半島南東のバハマ諸島を合わせて西インド諸島といわれる。ほとんどの地域が一年中貿易風,海風の影響下にあり,快適で過ごしやすく,サンゴ礁,熱帯植物などの美しい自然景観に恵まれている。…

【西インド[諸島]】より

… 大きく三つの地域に分けられる。(1)西部の大アンティル諸島は総面積の大部分を占め,キューバ,ジャマイカ,イスパニオラ,プエルト・リコなど比較的大きな島から構成され,山がちで起状に富む。(2)東部の小アンティル諸島はリーワード諸島,ウィンドワード諸島をはじめ,トリニダード,トバゴ,バルバドス,アルバ,クラサオ,ボネールなど多くの小島を含み,東に張り出した弧を描いて南北に連なる。…

※「大アンティル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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