大ベルト海峡(読み)だいべるとかいきょう(英語表記)Store Bælt

日本大百科全書(ニッポニカ) 「大ベルト海峡」の意味・わかりやすい解説

大ベルト海峡
だいべるとかいきょう
Store Bælt

デンマーク海峡シェラン島とローラン島に対し、フュン島とランゲラン島の前に横たわる海峡をさし、カテガット海峡バルト海を結ぶ海域をいう。フュン島西岸の小ベルト海峡に対応する。長さ約115キロメートル、幅11~35キロメートル。バルト海への航路として戦略的に重要な位置を占める。デンマーク国内ではコアセア―ニューボー間などのもっとも重要なフェリー連絡航路がある。1998年には、グレートベルト橋(フュン島-シェラン島6.8キロメートル、吊橋(つりばし)1624メートル、明石(あかし)海峡大橋、トルコのイズミット・ベイ橋に次いで世界で3番目)が開通した。

[村井誠人]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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