小ベルト海峡(読み)しょうべるとかいきょう(英語表記)Lille Bælt

日本大百科全書(ニッポニカ) 「小ベルト海峡」の意味・わかりやすい解説

小ベルト海峡
しょうべるとかいきょう
Lille Bælt

デンマーク海峡。東にフュン、エアレー両島、西にユトランド半島とアルス島に挟まれた全長100キロメートルほどの「水道」をさし、フュン島東側の大ベルト海峡に対応する。最深部で81メートル、最狭部で700メートルで、海流の流れは非常に速い。1935年に1178メートルの橋が架かり、70年には2本目の橋が建設されたが、これは当時の、北欧最大の吊橋(つりばし)(全長1540メートル)であった。

[村井誠人]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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