20世紀日本人名事典 「大下正男」の解説
大下 正男
オオシタ マサオ
昭和期の美術雑誌編集者 美術出版社社長。
- 生年
- 明治33(1900)年1月10日
- 没年
- 昭和41(1966)年2月4日
- 出生地
- 東京
- 学歴〔年〕
- 早稲田大学建築科〔大正14年〕卒
- 経歴
- 大正14年、曽禰・中条建築事務所に勤務。かたわら母を助け、明治38年に父の大下藤次郎が創業した春鳥会を経営、「みづゑ」の編集に従事。昭和8年、編集名義人となり11年、母から継承。戦時統制で「みづゑ」は「新美術」に統合された。18年に数社を統合、日本美術出版社を設立、社長。戦後、21年に「みづゑ」を復刊、23年、美術出版社と改称。次いで「美術手帖」を創刊、25〜30年には「国際建築」「美学」「美術批評」「リビングデザイン」などを創刊。31年、美術出版デザインセンターを設立した。41年、羽田沖の全日空機事故で遭難死した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報