大中臣子老(読み)おおなかとみの こおゆ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大中臣子老」の解説

大中臣子老 おおなかとみの-こおゆ

?-789 奈良時代公卿(くぎょう),神職
大中臣清麻呂次男神護景雲(じんごけいうん)2年中務少輔(なかつかさのしょう)となる。宝亀(ほうき)2年までに中臣から改姓し,3年伊勢神宮祭主,8年神祇(じんぎ)伯となる。天応元年参議。延暦(えんりゃく)3年長岡京の候補地を視察した。宮内卿(くないきょう),兵部(ひょうぶ)卿などを歴任。延暦8年1月25日死去

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朝日日本歴史人物事典 「大中臣子老」の解説

大中臣子老

没年:延暦8.1.25(789.2.24)
生年:生年不詳
奈良時代の官僚氏名は初め中臣。清麻呂の第2子。天平神護3(767)年に正六位上から従五位になり,中央,地方,神祇の官職を数多く歴任,延暦3(784)年5月には遷都のため長岡(向日市付近)の地を視察,7年11月宮内卿に,三たび任命された。死去のとき,参議宮内卿正四位下兼神祇伯。

(岩本次郎)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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