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準正 じゅんせいlegitimation

翻訳|legitimation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

準正
じゅんせい
legitimation

嫡出子父母の法律上の婚姻により,嫡出子としての地位を取得すること。非嫡出子は認知によって父との間に法的な親子関係を生じるが,さらに父母の婚姻により嫡出子となる機会を与えることは,子の利益にもなり父母の法律上の婚姻を促すことにもなる。民法上,父母の婚姻前に生れ,すでに父によって認知された子が父母の婚姻のときから嫡出子となる場合 (婚姻準正,789条1項) と,未認知の子が父母の婚姻後父の認知のときから嫡出子となる場合 (認知準正,789条2項) とがある。ただし後者も,制度の趣旨から父母の婚姻のときにさかのぼって嫡出子となるものと解する説が有力である。準正による嫡出子は,父母の親権に服し,父母を相続し,父母の氏を称する。準正の効果はすでに子が死亡していても生じ,準正嫡出子の直系卑属 (子や孫) は父母の嫡出子の直系卑属となる (789条3項) 。準正制度はイギリス,フランス,ドイツ,スイスなど諸外国でも認められており,ドイツ,スイスではこれに加えて嫡出宣告の制度が認められている。

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デジタル大辞泉の解説

じゅん‐せい【準正】

嫡出でない子が、その父母の婚姻・認知によって嫡出子身分を取得すること。

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百科事典マイペディアの解説

準正【じゅんせい】

嫡出でない子が嫡出子の身分を取得する制度(民法789条)。父に認知された非嫡出子がその父母の婚姻により,婚姻の時から嫡出子の身分を取得する場合と,嫡出でない子の母と父とが婚姻し,その後に認知がなされ,認知の時から嫡出子の身分を取得する場合の2種がある。
→関連項目私生子

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大辞林 第三版の解説

じゅんせい【準正】

〘法〙 婚姻関係にない父母から生まれた子が嫡出子としての身分を取得すること。認知後の父母の婚姻によるものと、父母の婚姻後の認知によるものがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

準正
じゅんせい

嫡出でない子が、その父母の婚姻を条件として、嫡出子になることを準正または後婚認正という。現行民法上、準正には、父の認知した子が父母の婚姻によって嫡出子となる場合(婚姻準正)と、婚姻前に子をもうけた父母が婚姻し、やがて父が子を認知することによって嫡出子となる場合(認知準正)とがあり、死亡した子についても同様である(民法789条)。いずれの場合を問わず、子は父母の婚姻のときから嫡出子としての身分を取得し、準正と同時に子は父母の氏を称すると解されている。また、日本人と外国人との間の20歳未満の準正された子は、一定の場合、法務大臣に届け出て、日本国籍を取得することができる。[山本正憲・野澤正充]

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世界大百科事典内の準正の言及

【嫡出子】より

…このような立場では,嫡出子とは〈妻が夫によって懐胎せしめられ,婚姻中に出生した子〉とされる。嫡出子には〈生来の嫡出子〉と〈準正による嫡出子〉とがある(準正については後述)。
[嫡出性付与の要件]
 嫡出子とは懐胎されてから出生するまでの間のいずれかの時期に,法律上の婚姻関係にあるか,あるいはあった父母の子である。…

※「準正」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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