大久保喜市郎(読み)おおくぼ きいちろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大久保喜市郎」の解説

大久保喜市郎 おおくぼ-きいちろう

1668-1760 江戸時代中期の開拓者。
寛文8年9月15日生まれ。播磨(はりま)河高(こうたか)村(兵庫県滝野町)の庄屋享保(きょうほう)4年(1719)青野原(あおのがはら)の開発を出願し,8年幕府の許可をえて開墾を開始。天下溝とよばれる8kmの水路をつくり,新田開発に成功した。元文2年の検地では,新田は83町歩(約82ha)に達した。宝暦10年1月10日死去。93歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例