大仙寺(読み)だいせんじ

日本歴史地名大系 「大仙寺」の解説

大仙寺
だいせんじ

[現在地名]八百津町八百津

八百津のりんこ山にあり、山号もこれと同じで、臨済宗妙心寺派。本尊釈迦如来。創立年月日は不詳だが開祖を如幻尼といい、その父古田彦右衛門信正が黒瀬の不二くろせのふじに不二庵を建立した。寛正二年(一四六一)一一月晦日に信正より寺領が寄進されている(「古田信正寄進状」大仙寺文書)。明応元年(一四九二)京都妙心みようしん寺六世雪江の法嗣、東陽英朝が住山し、文亀元年(一五〇一)山大仙寺と寺号を改め再住、時の美濃国主土岐政房の帰依によりその祈願所となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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