朝日日本歴史人物事典 「大内弘茂」の解説
大内弘茂
生年:生年不詳
南北朝・室町時代初期の武将。新介,周防介。弘世の子,義弘の弟。応永6(1399)年の応永の乱に際しては義弘と共に堺に行き,室町幕府軍と戦った。合戦に敗れて降伏。その後許され,周防・長門の守護となる。しかし,兄弟の盛見が弘茂に反抗したため,同7年7月,幕府の命を受けて盛見討伐のため周防・長門に下向。盛見は豊後に逃れた。同8年12月29日,長門国下山で盛見との戦のなか戦死した。
(佐伯弘次)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報