大内館跡(読み)おおうちやかたあと

日本歴史地名大系 「大内館跡」の解説

大内館跡
おおうちやかたあと

[現在地名]山口市大字大殿大路

下竪しもたて小路の東側現竜福りゆうふく寺境内地一帯がその跡地とされる。

南北朝時代、大内弘世周防長門・石見三国の守護となり、以来大内氏は数ヵ国の守護を兼ねて、大内義長に至るまで、約二〇〇年間にわたり分国の政務をつかさどった。大内氏が山口に居館を移したのは、弘世の時である。

館は四至を正して真南に門を開き、大殿大路はその正面の大路である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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