大原寿恵子(読み)オオハラ スエコ

20世紀日本人名事典 「大原寿恵子」の解説

大原 寿恵子
オオハラ スエコ

昭和期の社会運動家



生年
明治44(1911)年6月29日

没年
昭和15(1940)年9月24日

出生地
東京市

学歴〔年〕
帝国女子医薬専薬学科〔昭和4年〕卒

経歴
府立第五高女時代の昭和2年学連に加入し、3年検挙され、私立関東高女に転校する。帝国女子医薬専時代は学内に社会科学グループを結成。5年退学して労働運動に入り、9年検挙され拷問半身不随となった。14年東京・大森幼稚園をつくり、幼児教育専念

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大原寿恵子」の解説

大原寿恵子 おおはら-すえこ

1911-1940 昭和時代前期の社会運動家。
明治44年6月29日生まれ。昭和5年大原勇三と結婚,帝国女子医薬専を中退し,赤色救援会で組織活動に従事。9年検挙され,拷問による半身不随で約5年間入院。14年自修塾をひらき就学前幼児の教育につくした。昭和15年9月24日死去。30歳。東京出身。旧姓宮崎

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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