大口鉱山(読み)おおくちこうざん

最新 地学事典 「大口鉱山」の解説

おおくちこうざん
大口鉱山

Okuchi mine

鹿児島県大口市(現,伊佐市)牛尾にある浅熱水性鉱脈型金銀鉱床。白亜紀四万十累帯の堆積岩類を基盤とし,これを覆う鮮新世のプロピライト化した複輝石安山岩類中に胚胎。鉱脈の一般走向はN40°~60°E。主脈の1号・3号脈は走向延長1,500m,傾斜延長250m。3号脈は走向N25°EとN60°Eの2系統の脈がサイモイドループを形成。鉱石はアデュラリア・石英脈中に,エレクトラム・濃紅銀鉱・安四面銅鉱・黄銅鉱黄鉄鉱閃亜鉛鉱・方鉛鉱を含み少量の方解石を伴う。輝安鉱辰砂後期に晶出。アデュラリアのK-Ar年代1.1±0.5Ma。1977年閉山までの産出粗鉱量170万t,金23t,Ag/Au<1。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の大口鉱山の言及

【大口[市]】より

…また市域の68%が森林で,伊佐ヒノキで有名な林業も重要である。鉱業ではかつて北部の牛尾にあった大口鉱山で金が採掘されていたが1977年閉山した。ハムや電子部品などの新しい工場ができて将来が期待される。…

※「大口鉱山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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