大叫喚地獄(読み)ダイキョウカンジゴク

デジタル大辞泉 「大叫喚地獄」の意味・読み・例文・類語

だいきょうかん‐じごく〔ダイケウクワンヂゴク〕【大叫喚地獄】

八大地獄の第五。叫喚地獄の下にあり、五戒を破った者が落ちるとされ、呵責かしゃくの激しさに大声で泣き叫ぶという。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大叫喚地獄」の意味・読み・例文・類語

だいきょうかん‐じごくダイケウクヮンヂゴク【大叫喚地獄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 罪深い亡者呵責(かしゃく)のはげしさに大声を発してなきさけぶところからいう ) 仏語八熱地獄一つでその第五。叫喚地獄の下で、叫喚地獄までの四地獄の苦を一〇倍にした苦しみを受けるところ。五戒を破ったものがおちるとされる。大叫喚
    1. [初出の実例]「五大叫喚地獄者、在叫喚下」(出典往生要集(984‐985)大文一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android