大台村(読み)おおだいむら

日本歴史地名大系 「大台村」の解説

大台村
おおだいむら

[現在地名]芝山町大台・宝馬ほうま

高谷たかや川の右岸に立地し、東方対岸は上吹入かみふきいれ村など。字要害ようがい・城ノ内に井田氏の居城跡と伝える大台城跡がある。北条家人数覚書(毛利家文書)に板野刑部大夫「大台の城」一五〇騎とみえるものか。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高八八〇石。寛文八年(一六六八)の鷹場五郷組合帳では小池組に属し、旗本仙石領高四七〇石・永井領高二六〇石、小笠原領高一三〇石、権太領高一一石、新庄領高四石余。仙石氏は慶長九年(一六〇四)から、小笠原氏は元和元年(一六一五)から、権太氏は元和―寛永期(一六一五―四四)から、永井氏は正保元年(一六四四)から、新庄氏は寛文元年からの知行と推定される(寛政重修諸家譜)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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