大善(読み)だいぜん

精選版 日本国語大辞典 「大善」の意味・読み・例文・類語

だい‐ぜん【大善】

  1. 〘 名詞 〙 この上もない善行。すぐれた善根功徳
    1. [初出の実例]「たとひ少善なりといへども廻向するがゆへに大善となる」(出典:宝物集(1179頃))
    2. 「おやのぼだいをとふというは、身をうりて也共とむらふを、大ぜんととかれたり」(出典:説経節・まつら長者(1661)一)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大善」の解説

大善 だいぜん

?-? 平安時代後期の医師
筑紫(つくし)の人。治承(じしょう)元年(1177)九条兼実(かねざね)を灸(きゅう)で,また養和元年藤原邦綱(くにつな)を鍼(はり)で治療して名をあげた。

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