大国玉神社(読み)おおくにたまじんじや

日本歴史地名大系 「大国玉神社」の解説

大国玉神社
おおくにたまじんじや

[現在地名]大和村大国玉

大国玉の東側の台地に森に囲まれて鎮座する。祭神大国主命・武甕槌命・別雷命。旧郷社。

創建は不詳であるが、「続日本後紀」承和四年(八三七)三月二五日条に「常陸国新治郡佐志能神、真壁郡大国玉神、並預官社、以比年特有霊験也」とあり、同書同一二年七月二六日条には「奉授常陸国无位大国玉神従五位下」とあり、従五位下の神位が授けられた。また「延喜式」神名帳には、「真壁郡一座 大国玉神社」とあり、弘安大田文には「大国玉社三十丁九段大」とある。江戸時代には朱印地二〇石を有し、元禄一二年(一六九九)徳川光圀が赤銅御鉾二個、四神の御旗二旒、金銀箔の破連一対を奉納した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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