大国魂古墳(読み)おおくにたまこふん

日本歴史地名大系 「大国魂古墳」の解説

大国魂古墳
おおくにたまこふん

[現在地名]美馬町 城

重清しげきよ地区の西部、字しろに所在する古墳時代後期の古墳。中野谷なかのだに川と高瀬谷こうぜたに川に挟まれた河岸段丘末端を中心に構築された八幡やはた古墳群に属し、同古墳群の八幡一―三号墳からはやや離れて位置する。標高約九五メートルの河岸段丘先端に立地し、眼下には中野谷川扇状地と吉野川の沖積地が広がる。円墳であったが、盛土はかなり流失しているために墳丘の規模は不明である。主体部は石棚をもつ胴張型両袖式横穴式石室で、その構造は和歌山県紀ノ川流域の横穴式石室と共通点が認められる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む