大坂一分金(読み)オオサカイチブキン

デジタル大辞泉 「大坂一分金」の意味・読み・例文・類語

おおさか‐いちぶきん〔おほさか‐〕【大坂一分金】

慶長初年ごろに製造された長方形の小形金貨。表面に「一分」の文字裏面に「光次」の文字と花押がある。豊臣秀頼が発行したものとされるが、未詳

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精選版 日本国語大辞典 「大坂一分金」の意味・読み・例文・類語

おおさか‐いちぶきんおほさか‥【大坂一分金】

  1. 〘 名詞 〙 表面に「一分」の文字、裏面に「光次」の文字と花押(かおう)のある長方形小型金貨。慶長の初期一六〇〇年頃大坂に在った豊臣氏発行のものとして「大坂一分」または「太閤一分」と呼ばれているが、徳川氏が慶長一分金に先立って後藤光次に製造せしめたものとし、名称を「額一分金(がくいちぶきん)」と変える説が現在では有力である。大坂方金(ほうきん)。大坂一分。

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