大城カメ(読み)オオシロ カメ

20世紀日本人名事典 「大城カメ」の解説

大城 カメ
オオシロ カメ

明治〜昭和期の伝道師



生年
尚泰25年5月1日(1872年)

没年
昭和47(1972)年5月17日

出生地
沖縄県玉城村

経歴
9歳の時に地元のノロ(村の宗教行事を取り仕切る世襲の女性司祭者)となる。のち夫と二人の子供を相次いで病死させ、絶望に陥っているところをキリスト教に救済された。ノロを辞したのち数年に渡って村民との間で軋轢があったが、それを克服して34歳でキリスト教に入信以後生涯伝道活動に捧げ、米寿記念の際には故郷にバプテスト玉城教会堂を献堂した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大城カメ」の解説

大城カメ おおしろ-カメ

1872-1972 明治-昭和時代の伝道者
尚泰王25年5月1日生まれ。9歳でノロ(世襲の女性司祭者)となるが,夫と子供2人を病死させた悲しみから34歳でキリスト教に入信,生涯を伝道にささげた。米寿(トーカチ)記念にバプテスト玉城(たまぐすく)教会堂を献堂した。昭和47年5月17日死去。100歳。琉球(沖縄県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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