大場白水郎(読み)オオバ ハクスイロウ

20世紀日本人名事典 「大場白水郎」の解説

大場 白水郎
オオバ ハクスイロウ

大正・昭和期の俳人 元・宮田製作所社長。



生年
明治23(1890)年1月19日

没年
昭和37(1962)年10月10日

出生地
東京・日本橋南茅場町

本名
大場 惣太郎(オオバ ソウタロウ)

別名
別号=縷紅

学歴〔年〕
慶応義塾普通部卒,早稲田大学商科中退

主な受賞名〔年〕
藍綬褒章

経歴
府立三中時代、同級生の久保田万太郎のすすめで俳句をはじめ、大学時代には秋声会、三田俳句会に参加する。「俳諧草紙」「藻の花」「縷紅」「椿」「春蘭」などの俳誌に関係する。昭和3年刊行の「白水郎句集」をはじめ「縷紅抄」「早春」「散木集」などの句集がある。また実業家として宮田製作所社長などを務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大場白水郎」の解説

大場白水郎 おおば-はくすいろう

1890-1962 大正-昭和時代の俳人。
明治23年1月19日生まれ。久保田万太郎の勧めで俳句をはじめる。籾山梓月(もみやま-しげつ)らの影響をうけ「俳諧(はいかい)雑誌」「椿」「春蘭」などに作品を発表,選句も担当した。昭和37年10月10日死去。72歳。東京出身。慶応義塾卒。本名は惣太郎。別号に縷紅亭(るこうてい)。句集に「縷紅抄」「早春」「散木集」など。
格言など】甲斐の空へ黙祷おくる秋深き(飯田蛇笏への悼句)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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