20世紀日本人名事典 「大塚末子」の解説
大塚 末子
オオツカ スエコ
昭和・平成期のきもの研究家・デザイナー 大塚学院院長;大塚テキスタイル専門学校校長。
- 生年
- 明治35(1902)年3月9日
- 没年
- 平成10(1998)年11月25日
- 出生地
- 福井県敦賀市
- 学歴〔年〕
- 敦賀高女〔大正7年〕卒,文化裁縫学院(現・文化服装学院)〔昭和10年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 日本ファッション・エディターズ・クラブ賞(第1回)〔昭和31年〕,勲四等瑞宝章〔昭和58年〕
- 経歴
- 昭和23年夫と死別して「装苑」の編集に携わるかたわら、戦争中のもんぺ暮しの体験をもとに、きものの改良研究を始める。庶民の働き着の伝統をとり入れて機能性、合理性を追求、ウールや化繊を素材にしたミシン縫いの“改良きもの”は和服革命とよばれた。お末羽織、茶羽織の発明でも知られる。29年大塚末子きもの学院を設立、院長。38年大塚テキスタイル専門学校設立、校長に。著書に「大塚末子の新しい着物」「女、八十歳の伝言」「新きもの作り方全書」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報