日本歴史地名大系 「大山宮村」の解説 大山宮村おおやまみやむら 兵庫県:篠山市旧丹南町地区大山宮村[現在地名]篠山市大山宮大山上(おおやまかみ)村の西に位置し、南西に高畑(たかはた)山、北東に夏栗(なつぐり)山・黒頭(くろつ)峰があり、大山川が流れる。大山は夏栗山・黒頭峰などをさすという。承応三年(一六五四)頃に大山上村から分立したという。「丹波志」に大山庄大山上のうち「宮」とみえ、高二七七石余。寛延元年(一七四八)の村明細帳(園田家文書)によれば、毛付高は田一四町八反余・一七八石余、畑一一町八反余・九四石余で、家数七八・人数三二四、牛一七、多助持ちの酒造株があり、猟師鉄砲二、氏神は追手(おつて)大明神で、祭礼日は九月八日。神宮寺や地蔵堂・薬師堂のほか、普門(ふもん)寺跡と和泉式部の旧跡を記す。天明三年(一七八三)の篠山領内高並家数人数里数記では大山組のうち宮村とあり、家数六〇・人数三〇六。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by