日本歴史地名大系 「大崎城跡」の解説 大崎城跡おおさきじようあと 鳥取県:気高郡気高町奥沢見村大崎城跡[現在地名]気高町奥沢見奥沢見(おくぞうみ)の北部、水尻(みずしり)集落の北東、鳥取市小沢見(こぞみ)との境界付近にある。海に突き出した尾根の先端にあたり、北の崖下には日本海が迫る。因伯古城跡図志(県立博物館蔵)によると、尾根上に一五間・一〇間の平地、北の山腹にも八ヵ所の削平地があり、東を大手とする。「陰徳太平記」によると、天文一三年(一五四四)伯耆を制圧した尼子晴久が因幡に軍を進めた折、その勢威を恐れて当城は開城したという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by