大市(読み)おおいち(その他表記)fair; Messe; foire

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大市」の意味・わかりやすい解説

大市
おおいち
fair; Messe; foire

中世中・後期ヨーロッパで,外来商人が自由に交易を行うことのできた定期市場。普通開設期間は6週間で,14世紀初めまでの代表的な大市開催地はシャンパーニュ地方であった。その後ブルージュフランクフルトアムマインケルンリヨンジュネーブなどが大市都市として栄えた。遠隔地商業や,それと結びつく両替業務,信用制度などの発展は,大市制度に負うところが多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む