大平街道(読み)おおだいらかいどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大平街道」の意味・わかりやすい解説

大平街道
おおだいらかいどう

長野県南部木曾山脈の南部を横断する街道。慶安2 (1649) 年木曾峠が開かれて以来,美濃や木曾谷伊那盆地飯田とを結び,特に 1909年中央線が木曾谷南部まで開通してからは,名古屋方面と伊那との主要な交通路となった。伊那電鉄 (現 JR飯田線) の開通で重要性は薄れたが,第2次世界大戦後も往来に用いられた。南方国道 256号線が開かれたために,現在はハイキング路となっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android