大庇(読み)おおびさし

精選版 日本国語大辞典 「大庇」の意味・読み・例文・類語

おお‐びさしおほ‥【大庇・大廂】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 寝殿造り母屋(もや)正面にあって外側の一段低くなっている細長い部屋。広廂(ひろびさし)
    1. [初出の実例]「両国司被大庇」(出典吾妻鏡‐正嘉二年(1258)正月一日)
  3. 前髪と鬘(びん)とを特に大きく張り出して結う女性の髪型。明治後期に流行
    1. [初出の実例]「女は二重入毛の大廂(オホヒサシ)をばらばらに吹きこはされたり」(出典:藤鞆絵(1911)〈森鴎外〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「大庇」の読み・字形・画数・意味

【大庇】たいひ

かばう。

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