大御神村(読み)おおみかむら

日本歴史地名大系 「大御神村」の解説

大御神村
おおみかむら

[現在地名]小山町大御神

籠坂かごさか峠から三国みくに山へと続く山稜の南麓の川上流部沿岸に位置する。慶長四年(一五九九)六月の棚頭検地水帳写(小野正信家文書)の名請人に「大ミか入作新七郎」「大ミかノ入作善右衛門」とみえる。寛永一〇年(一六三三)相模小田原藩領となる。寛永改高附帳では高五一石余で、すべて畑方。慶安元年(一六四八)検地帳(天野家文書)は、大御神と大御神村のうち木賀きが分と別々に作られている。大御神村の方は田三畝余・畑一四町三反余、別に野畑一四町一反余がある。木賀分は田三反余・畑九町六反余、ほかに野畑七町余があり、それぞれ畑地が大部分を占めている。延宝五年(一六七七)の村鑑帳(同文書)でも大御神村・木賀野村と記され、高一一〇石余、反別は四六町五反余、ほかに「寺免」として畑一反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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