清泉寺
せいせんじ
[現在地名]下仁田町下仁田
上信電鉄の線路近くにある。天台宗、安養山成就院と称し、本尊は阿弥陀如来。町の人々は当寺を東山、西にある常住寺を西山と並び称している。寺伝では畠山重俊が兄重忠の菩提を弔うために創建したという。近世には近戸明神の別当を勤め、別当として五石、寺として一五石の朱印地を有した(天保一一年「組合村高書上帳」桜井文書)。墓所に供養塔とよばれる一・五メートルほどの宝篋印塔(相輪の一部が欠)がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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