大服(読み)オオブク

デジタル大辞泉 「大服」の意味・読み・例文・類語

おお‐ぶく〔おほ‐〕【大服/大福】

茶や薬を一度にたくさん飲むこと。
大服茶」の略。

だい‐ぶく【大服/大福】

《「たいふく」とも》「おおぶく」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「大服」の意味・読み・例文・類語

おお‐ぶくおほ‥【大服・大福】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 茶、薬などの一服の量が多いもの。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. おおぶくちゃ(大福茶)」の略。《 季語新年
    1. [初出の実例]「あすは元日に有ほどに、茶は大ぶくもちのにたるをばかんといへ」(出典:咄本・戯言養気集(1615‐24頃)上)
  4. 植物さんきらい(山帰来)」の異名
    1. [初出の実例]「大ぶくをのむ友達に留守をさせ」(出典:雑俳・柳多留‐二(1767))

たい‐ふく【大服】

  1. 〘 名詞 〙 茶や薬などの一服の量の多いこと。おおぶく。
    1. [初出の実例]「気体強大ならば是より大服に宜し」(出典:養生訓(1713)七)

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