大本寺(読み)だいほんじ

日本歴史地名大系 「大本寺」の解説

大本寺
だいほんじ

[現在地名]高松市築地町

てら町西端の南側、現在の高松市立四番町小学校構内にあったが、昭和二〇年(一九四五)戦災全焼、同二四年築地つきじ町北東部の現在地に移転。衆妙山自乾院と号し、法華宗本門流。本尊釈迦如来。

寺町寺地は生駒家客臣西島八兵衛宅跡で、寺伝では寛永一六年(一六三九)八兵衛が伊勢国帰郷の際、日省が邸宅跡をもらい受け、同一八年創建というが(新修高松市史)、寛文九年(一六六九)の「御領分中寺々由来」には同一五年開基とあり、生駒氏時代屋敷割図には、八兵衛宅はうち町の中堀南側西端にみえるので、少なくとも同一六年以前、八兵衛滞在中に創建したと考えられ、「讃岐国名勝図会」にも、その著者梶原藍水は「寛永十五年日省上人によりて、八兵衛と予が遠祖九郎右衛門景安相謀りて建立なり。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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