日本歴史地名大系 「大柿町」の解説 大柿町おおがきちよう 広島県:佐伯郡大柿町面積:二六・三九平方キロ能美(のうみ)島南部の東能美(ひがしのうみ)島にあり、西は能美町、北東は飛渡瀬(ひとのせ)の地峡を境に安芸郡江田島(えたじま)町に接し、東は早瀬(はやせ)ノ瀬戸を隔てて安芸郡音戸(おんど)町に相対する。ほとんどが山地で、真道(しんどう)山(二八六・六メートル)を中心とする北部山系と、陀峯(だぼう)山(四三八メートル)を中心とする南部山系とに分れる。集落は飛渡瀬の低地と陀峯山北西に開けた大原(おおはら)の低地、および入江を埋立てた沿岸の平地に展開する。東の柿浦(かきうら)にある大柿港を海の玄関口とし、フェリー・高速艇が運航して広島市および呉市方面とを結ぶ。また大君(おおきみ)の南に早瀬大橋が架かり音戸町に通じる。観光蜜柑園などの柑橘栽培、トマトなどの蔬菜栽培、カーネーションなどの鑑賞用草花の栽培が盛んである。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報