日本歴史地名大系 「大橋寺」の解説 大橋寺だいきようじ 大分県:臼杵市福良村大橋寺[現在地名]臼杵市福良 平清水臼杵川下流右岸沿いにある。法雲山と号し、浄土宗西山禅林寺派。本尊は阿弥陀如来。天文一七年(一五四八)祐範が臼杵庄市浜の産(いちはまのうぶ)ヶ島(しま)に草舎を結び仏道に専念、永禄年間(一五五八―七〇)に大友宗麟(義鎮)がその徳行を感じて一精舎を創建、祐範を開祖としたのが始まりという(寺社考・臼杵小鑑)。初めは西方(さいほう)寺と号したが、寺門より掛(かけ)町の地に大橋を架けたと伝え、俗に大橋寺とよばれるようになったという。のち森島岩下(もりしまいわした)に移り、次いで寛永五年(一六二八)三代藩主稲葉一通が現在地の森島岩上(もりしまいわがみ)に移した(「温故年表録」臼杵藩政史料)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by