大気現象(読み)タイキゲンショウ

デジタル大辞泉 「大気現象」の意味・読み・例文・類語

たいき‐げんしょう〔‐ゲンシヤウ〕【大気現象】

大気中で起こる物理現象のうち目や耳で観測できるもの。黄砂など。大気水象大気塵象じんしょう大気光象大気電気象に大別される。

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改訂新版 世界大百科事典 「大気現象」の意味・わかりやすい解説

大気現象 (たいきげんしょう)
atmospheric phenomenon

大気中に起こる物理的現象のこと。気象観測では,目や耳で観測されるものに限定し,気圧や気温などはふくめない。雨や雪,雷,風塵(ふうじん),月や日にかかる暈(かさ),オーロラなどすべて大気現象であるが,雲や風,また台風のような大規模な現象はふつうこの中にはふくめない。広い意味では流星もふくまれるが,ふつうは天文現象として扱う。なお大気現象は,表のように大気水象,大気塵象,大気光象,大気電気象の四つに大別される。
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