大気遠近法(読み)たいきえんきんほう(その他表記)aerial perspective

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大気遠近法」の意味・わかりやすい解説

大気遠近法
たいきえんきんほう
aerial perspective

絵画における表現技法の1つ。空気作用によって,物が遠方にゆくに従って色が青さを増し,色の彩度が減少し,物の輪郭が不明瞭になることに基づいて遠近感を表わす方法レオナルド・ダ・ビンチによって初めて用いられた言葉 (→ターナー , ティツィアーノ , ルーベンス , シスレー ) 。8世紀中国絵画にもみられる。

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