20世紀日本人名事典 「大沢一郎」の解説
大沢 一郎
オオサワ イチロウ
- 生年
- 明治43(1910)年6月9日
- 没年
- 昭和61(1986)年9月12日
- 出生地
- 大阪府大阪市
- 学歴〔年〕
- 京都帝大法学部〔昭和7年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 勲一等瑞宝章〔昭和55年〕
- 経歴
- 法務省矯正局長、大阪地検検事正、最高検刑事部長、法務事務次官、最高検次長検事、東京高検検事長などを歴任、昭和48年2月から50年1月まで戦後10代目の検事総長。言いたい放題の毒舌家、水に酔ってクダを巻くと評された。槇枝元文・元日教組委員長らを地方公務員法違反で逮捕、起訴した49年の“日教組ゼネスト事件”、同年5月起訴の“石油ヤミカルテル事件”などを指揮した。退官後は、ロッキード裁判で議院証言法違反に問われた国際興業社主・小佐野賢治被告の1審以来の弁護団メンバー。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報