大理石骨病(読み)ダイリセキコツビョウ(その他表記)marble bones; marble bone disease; osteopetrosis

デジタル大辞泉 「大理石骨病」の意味・読み・例文・類語

だいりせきこつ‐びょう〔‐ビヤウ〕【大理石骨病】

古い骨分解・吸収する破骨細胞機能不全により、骨の内部にある空洞骨質が増加して緻密になり、全身の骨が硬化する遺伝性疾患骨折しやすく、造血障害や神経圧迫症状などを呈する。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大理石骨病」の意味・わかりやすい解説

大理石骨病
だいりせきこつびょう
marble bones; marble bone disease; osteopetrosis

汎発性脆弱性骨硬化症。報告者の名を取ってアルベルス=シェーンベルク Albers-Schönberg病ともいう。骨格系が対称的に硬化し,骨端部が棍棒状に肥厚するまれな疾患で,病的骨折を起しやすい。貧血,脳神経症状などを伴うことも多い。遺伝性で,生後まもなく発病する悪性型と,少年ないし成人になってから発病する良性型とがある。原因は不明。対症療法を行う。

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栄養・生化学辞典 「大理石骨病」の解説

大理石骨病

 骨化石症,アルベルス-シェーンベルグ病ともいう.骨硬化と管状骨端の筒状化障害により起こる全身性骨疾患.遺伝的な疾患.

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