大田切城跡(読み)おおたぎりじようあと

日本歴史地名大系 「大田切城跡」の解説

大田切城跡
おおたぎりじようあと

[現在地名]駒ヶ根市赤穂 北原

上穂うわぶ村の西北北原きたはら、大田切川の南岸にある。北端は川に削られて断崖をなしているが、東西と南には空堀の跡が残っている。付近は林や水田となっているが、久根下くねした広表ひろおもて堀田ほつた門畑かどばた垣外かいと古屋敷こやしき等の地名がある。

文献上の初見は「吾妻鏡」の治承四年(一一八〇)九月一〇日条で、

<資料は省略されています>

とあり、これが唯一の史料である。平氏の方人菅冠者については不詳。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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