大町温泉郷(読み)おおまちおんせんきょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「大町温泉郷」の意味・わかりやすい解説

大町温泉郷
おおまちおんせんきょう

長野県北西部、大町市にある温泉。高瀬渓谷沿いにある葛温泉(くずおんせん)から豊かな温泉を引湯した新興温泉で1965年(昭和40)の開設。大町から扇沢(おうぎさわ)へと通じる大町アルペンライン沿いにある。黒部ダム観光の基地をなし、ホテルや旅館などが建ち並び、冬も鹿島槍(かしまやり)スキー場を控えにぎわう。標高800メートルの高原の温泉で、泉質単純温泉。近くには別荘地が造成され、保健休養地の中心をなしている。JR大糸線信濃(しなの)大町駅からバス15分。

[小林寛義]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大町温泉郷」の意味・わかりやすい解説

大町温泉郷
おおまちおんせんきょう

長野県北西部,高瀬川の支流鹿島川河畔にある温泉。大町市に属する。葛温泉からの引き湯で,泉質は硫黄泉泉温は 63℃。緑豊かな木立ちの中に旅館や保養所がある。立山黒部アルペンルートの長野県側の入口にあり,観光客が多い。付近にスキー場や山岳博物館がある。

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