大畑才蔵(読み)おおはた さいぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大畑才蔵」の解説

大畑才蔵 おおはた-さいぞう

1642-1720 江戸時代前期の農政家。
寛永19年生まれ。家は代々紀伊(きい)伊都郡(和歌山県)学文路(かむろ)村の庄屋をつとめる。元禄(げんろく)10年紀伊和歌山藩の下役人となる。灌漑治水工事,道路普請などにかかわるかたわら,元禄期農業の記録「地方之聞書(じかたのききがき)」(「才蔵記」)をあらわした。享保(きょうほう)5年9月24日死去。79歳。名は勝善。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の大畑才蔵の言及

【才蔵記】より

…江戸時代,元禄期(1688‐1704)の農書。紀伊国伊都郡学文路(かむろ)村(現,和歌山県橋本市)の大畑才蔵の著。同書の表紙に《地方(じかた)の聞書》と題されているが,《大畑家由緒書》によって《才蔵記》の名がある。…

※「大畑才蔵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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