日本歴史地名大系 「大畠の瀬戸」の解説
大畠の瀬戸
おおばたけのせと
玖珂郡と大島郡との海峡。
「万葉集」巻一五に、
とある。また、
などの歌があるが、みな「万葉集」にならって大島の鳴門としている。
「万葉集」にも「名に負ふ鳴門の渦潮」と詠まれるとおり、古くから瀬戸内航路の難所として知られていた。またこの辺りの船の夜行は危険であったらしく、康応元年(一三八九)三月に
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報