大矢省三（読み）オオヤ ショウゾウ

新訂 政治家人名事典 明治～昭和

大矢 省三
オオヤ ショウゾウ

肩書

衆院議員(民社党)

生年月日

明治26年3月1日

出生地

三重県志摩郡阿児町

学歴

西野田職工学校卒

経歴

大阪市内の小工場を転々としながら労働運動に参加する。以後多くの労働運動に参加し、昭和4年社会民衆党から大阪市議となる。のちに国家社会主義に転じたが、戦後総同盟の再建に尽力し、社会党に入って21年衆院議員となり、35年の民主社会党の結党に参加した。

没年月日

昭和37年1月19日

家族

息子=大矢 卓史(衆院議員)

出典　日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典　明治～昭和」（2003年刊）

20世紀日本人名事典

大矢 省三
オオヤ ショウゾウ

大正・昭和期の政治家,労働運動家 衆院議員(民社党)。

生年

明治26(1893)年3月1日

没年

昭和37(1962)年1月19日

出生地

三重県志摩郡阿児町

学歴〔年〕

西野田職工学校卒

経歴

大阪市内の小工場を転々としながら労働運動に参加する。以後多くの労働運動に参加し、昭和4年社会民衆党から大阪市議となる。のちに国家社会主義に転じたが、戦後総同盟の再建に尽力し、社会党に入って21年衆院議員となり、35年の民主社会党の結党に参加した。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

大矢省三 おおや-しょうぞう

1893－1962　大正-昭和時代の政治家,労働運動家。
明治26年3月1日生まれ。全国労働組合同盟(全労)委員長,のち総同盟や社会大衆党の役員をつとめる。第二次大戦後西尾末広らと総同盟の再建につくす。社会党中央執行委員となり,昭和21年衆議院議員(当選8回)。35年の民社党結成にくわわった。昭和37年1月19日死去。68歳。三重県出身。大阪府立西野田職工学校卒。

出典　講談社

世界大百科事典（旧版）内の大矢省三の言及

【組合同盟】より

…指導者は，棚橋小虎，菊川忠雄ら新人会出身の知識人，それに望月源治，岩内善作，高梨二夫ら労働者出身のストライキマン的活動家であった。傘下の組合は関東が中心で，あとは兵庫県と北九州に二，三存在しただけで，29年9月の総同盟第3次分裂によって生まれた労働組合全国同盟(大阪中心で公称6000人，大矢省三が委員長で，山内鉄吉，本山茂貞らが幹部)と合同して，30年6月に全国労働組合同盟(全労)を結成するまでは，全国組織としての実態を欠いていた。しかも加盟主力組合は，女子労働者中心の紡織，全国に点在する鉱山，各種の中小企業労働者を集めた合同労組などで，右派の総同盟にくらべ組織基盤は弱体であった。…

※「大矢省三」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」